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- mote con premium 開発プロジェクト
15年、8世代。
mote con は、次のステージへ。
極小型コンプレッサー「mote con」は、2011年の初号機誕生から改良を重ね、これまでに約600台をお届けしてきました。
そしていま私たちは、公益財団法人市村清新技術財団からの助成を受け、中核部品を金属から高機能樹脂へ置き換える「完全樹脂化」に取り組んでいます。
第8世代『mote con premium』が目指すのは、これまでの常識を大きく超える軽さと静けさ。
そして、給油を一切必要としない完全オイルレス構造です。
空気圧縮機がこれまで入り込めなかった最先端の現場へ届けるための、新たな挑戦が始まっています。

なぜ、いま「完全樹脂化」なのか
アルミ仕様が直面する、3つの壁
現行の mote con はアルミ製部品で構成されており、極小型と静音性を両立させてきました。
しかし、さらなる先端分野でのご要望に応える中で、3つの課題が見えてきました。
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重量の壁ドローンや航空機器、移動体への搭載では、わずかな重量差が採用の可否を分けます。金属である以上、軽量化には限界がありました。
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給油の壁年に一度のオイル補給が欠かせず、クリーンルームや医療現場が求める「完全オイルレス」には届いていませんでした。
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振動の壁金属同士の微細な共振が、さらなる静音化のハードルとなっていました。
市場から寄せられる、
切実なご要望
近年、以下のような最先端分野から具体的なご相談をいただいています。

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航空・環境分野
大気中の二酸化炭素(CO2)を回収する装置の中核部品として、大幅な軽量化が求められている。
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医療・ヘルスケア分野
在宅医療機器や訪問歯科の現場から、患者さんの枕元でも使える「静かで、油を含まない清浄な空気」が求められている。
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半導体・先端製造分野
クリーンルーム内で使用できる、粉じんも油も出さない専用空気源が必要とされている。
これらすべての課題を解決する答えが、
「完全樹脂化」でした。
金属から樹脂へ。
材質転換による、根本からの作り替え
高機能樹脂(PPS・PEEK等)は、素材自体が滑りやすさを備えた「自己潤滑性」を持っています。
単に軽い素材へ置き換えるのではなく、給油という概念そのものを設計から消し去る——それが私たちの狙いです。
軽く
航空機や無人搬送車(AGV)に搭載できる重量域へ。
静かに
会話や睡眠を妨げない、限りなく無音に近い運転音へ。
油を使わない
メンテナンスフリーを実現する、完全オイルレスへ。
最大の課題
熱で動く素材を、
ミクロンで抑え込む
樹脂は熱を受けると膨張し、わずかに形状が変化します。一方で、スクロール式コンプレッサーは部品間のすき間をミクロン単位で管理しなければ性能が出ません。
私たちは、創業65年で培った金属加工の知見と15年のスクロール開発実績をもとに、熱膨張を見越した超精密な削り込み手法を確立。
京都の精密樹脂加工・三次元測定パートナー企業とも連携し、ミクロン単位の検証と試作を重ねています。

仕様・特長の比
| 一般的なレシプロ式 | 現行 mote con(アルミ仕様) | mote con premium(開発目標) | |
|---|---|---|---|
| 潤滑 | 給油が必要 (オイルミスト発生) |
定期給油 (年1回) |
完全オイルレス (油分ゼロ) |
| 運転音 | 高い (会話が途切れる水針) |
低騒音 (静かな室内レベル) |
超静音 (会話・睡眠を妨げない) |
| 重量 | 重い (持ち運びに制限) |
小型軽量 | 超軽量 (片手で扱える重量へ) |
片手で扱える軽さへ |
| 保守 | 定期的な給油・部品交換 | 年1回のメンテナンス | メンテナンスフリー |
| 摩耗粉 | 発生しやすい | チップシールレスで発生しない | チップシールレスで発生しない |
※スクロール式は、渦巻き状の部品がかみ合って連続的に空気を圧縮するため、脈動が少なく低騒音・低振動です。
さらにmote conはシール部材(チップシール)を使わない超精密加工のため、摩耗粉の出ない清浄な空気を供給できます。
想定する4つの用途
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航空・環境CO2回収装置や環境測定器の空気源(軽量化・移動体搭載)
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次世代医療在宅医療機器、訪問歯科ユニット(超静音・完全オイルレス)
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半導体・先端製造クリーンルーム内の専用エア源(無粉じん・無油)
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ロボティクス・モビリティ無人搬送車(AGV)やドローン等のオンボードエア源
「新技術開発助成」贈呈式に出席しました
小型樹脂スクロール式コンプレッサーが公益財団法人 市村清新技術財団の「新技術開発助成」に採択され、2026年9月4日(金)に明治記念館「鳳凰の間」にて開催された贈呈式に出席いたしました。
なお、同財団の「新技術開発助成」は、独創的な新技術の実用化を目的とした開発試作を対象とする助成制度です。


開発途上のいまだからこそ、
お聞かせください
第8世代『mote con premium』は、現在まさに試作・実証評価を進めている段階です。
実証テストへのご協力や、特定の用途・設置条件に合わせた仕様のご相談、共同開発のご提案も歓迎しております。
「こんな環境で使いたい」「このサイズ・重量に収まるか」といったご要望がございましたら、仕様確定前の今こそお気軽にお問い合わせください。



